朝会は活用されていますか？

福岡の経営コンサル＆ブレイクスルーコーチの

江崎晃一です。

 

本日は、前々回・前回お話した【経営理念】や

【行動指針】を徹底するために、朝会を活用

されている事例についてお話します。

 

朝会のやり方も時代と共に、変化しています。

 

古い話ですが、オイルショック後、私が入社した

当時、営業部門配属でした。

 

当時の朝会は、

毎朝、順番で当番が全員の前の台に上り、巻物を広げ、

経営理念や行動指針を読み上げ、皆んなで唱和して

ました。

 

唱和の後、5分間程度の所感を言う流れです。

人前で話す訓練にもなっていました。

 

私は営業で、連続出張でしたので、順番がなかなか

回って来なかったのですが、初めて当番になって

巻物を広げてみたら、驚くことに、行動指針の

解説文は旧漢字が多く、読み方のわからないのが

あり、途中、何度も間違いました。

 

朝会後、事業部長に呼ばれ、間違いなく読むように

注意されました。「分かりました」と言ったものの

納得ができず、

「初めて見て、すぐ読むには旧漢字はなかなか

読めませんので、振り仮名をつけてください。」

とお願いしたら、次から振り仮名が書いてありました。

 

朝会で、先輩や上司の所感などを聞きながら勉強になった

ことを懐かしく思い出します。

 

会社も時短と共に、行動指針の解説文を読まなくなったり

フレックス導入などで、朝会から昼会に代わったりしで

全員参加しないなど変化してきました。

 

その影響もあり、行動指針の言葉は知っていても、

解説文を繰り返し聞く中で、気づきや学ぶ機会が無く

なってなりました。

 

そのせいか、言葉は知ってはいるが、本当の意味を理解

していない傾向になったのではと思います。

 

 

逆に今、朝会を経営理念、行動指針や会社方針の徹底の

場として活用し、業績を伸ばしている企業もあります。

 

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朝会を効果的に活用している企業事例

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四国の中小製造メーカーでは、毎朝、朝会を部門別に

なんと1時間ほど行っています。もちろん就業内です。

 

経営理念を唱和したり、小グループに分かれて、当日

のテーマについて、話し合い・発表するなど楽しく

できるよう工夫もされています。

 

長時間のメリットとして、体調の悪い人がすぐわかり

周りの人が配慮して、早く返すよう促すなどチーム

ワークづくりにも役立っているとのことでした。

 

この形になるまでは大変な苦労があったようですが

現在の朝会を見ると、皆さん明るく元気にされて

いるので、見学した方が元気をもらえました。

 

特に中小企業で元気な会社は、朝会を本当に指導の場や

学び場として、活用されています。

 

朝から働く人が元気になることは、生産性の向上にも

大きく貢献しますし、何と言っても働く人が元気に

頑張れると思います。

 

次回をお楽しみにしてください。