品質はお客さまが評価する?

HAWサポート

050-3315-3558

〒815-0033 福岡県福岡市南区大橋4-26-48-103

電話受付時間/10:00~18:00 定休日/日曜・祝日

品質はお客さまが評価する?

スタッフブログ

2018/01/19 品質はお客さまが評価する?

福男の経営コンサル&ブレイクスルーコーチの

江崎晃一です。

 

 

前回は、「相席の心理」という事例など

使って、コミュケーションのポイントは

「態度」や「表情」だというお話をしました。

 

 

 

コミュニケーションは、大事ですので、

機会をあらためて、またお話したいと思います。

 

 

 

今日は、「品質はお客さまが評価する」という

ことについて話します。

 

 

 

最近、製造メーカーにおいて、品質問題が多発して

ます。

私も製造メーカーにいたので胸が痛みます。

 

 

 

ご存じの方も多いかと思いますが、品質といえば

「デミング賞」という時期がありました。

 

 

 

「デミング賞」を知られない方のために、少し

説明します。(参照:日科技連)

 

――――――――――――――――――――――――

デミング賞とは、戦後の日本に統計的品質管理を普及し

日本製品の品質を世界最高水準に押し上げた大きな礎

となった故デミング博士の業績を記念して、1951年に

創設されたTQA(総合的品質管理)に関する世界

最高ランクの賞

 

――――――――――――――――――――――――

 

このデミング賞も一時ブームになりましたが、時代と

共に位置づけが変化しています。

 

 

 

今回のお話は、デミング賞そのものではなく、

デミング博士の「顧客評価クオリティ」の教えです。

 

 

1950年(唱和25年)の講義で次のような内容を話されて

います。

 

―――――――――――――――――――――――――――

1.メーカーは次の試験及び調査をしなければならない

 

1)それが良いかどうか

2)その良さの程度はどのくらいか

3)顧客がそれを使ってみて、十分満足しているか

4)顧客が、それを再び買うかどうか

5)あるいは、他社の製品を選ぶかどうか

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

2.品質はお客さまが評価する

 

作った製品が、すべての規格にまったく適合している

としても、

お客様が気に入らなければ、すべて不良品とみなければ

なりならない(規格はメーカーがつくったもの)

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

この考えは、「作る側の基準でいくら良くても、お客さまが

気に入らなければすべて不良とみなす」という厳しい指摘

です。

 

デミング博士のこの考え方が、時代と共に忘れられている

かと思います。

 

 

 

デミング博士の考えは、当初アメリカでは評価されず、日本で

評価されて、その後、アメリカで再評価されています。

 

 

 

日本は、海外から多くの考えを導入して、活かしている国ですが

その考え方の本質的考え方を十分に理解せず、都合よく解釈

している例も多く見られます。

 

 

 

何のためこの仕事をしているのか?

本当にそれは役にたっているのか?

 

 

こんな質問をしながら仕事をしていけば、いい成果に繋がるのでは

ないでしょうか?

 

 

 

 

今回の話は、如何でしたでしょうか?

 

 

 

次回をお楽しみにしてください。

 

 う

TOP