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「経営革新の取り組み?日本経営品質賞?」シリーズ2
福岡の経営コンサル&ブレイクスルーコーチの
江崎晃一です。
―――――――――――――――――――
前回は、
「経営革新の取り組み?日本経営品質賞?」
のシリーズ1について、お話ししました。
====================
今回は、
「経営革新の取り組み?
日本経営品質賞(JQA)?」
のシリーズ2についてお話します。
今後は、日本経営品質賞=JQAと表記します。
JQAは、アメリカが官民あげた競争力回復の
施策のMB賞がベースになっていると説明
しました。
米国のMB賞は国家賞ですので、連邦法が
制定されており、その条文には
「1.製品とプロセスの品質に対する米国の
リーダーシップは、海外企業に侵され、
米国の生産性はこれまで20年以上に亘り
競合国を下回っている」
「8.の条文の最後には、・・・国際経済に
おける米国の覇権を取り戻す」と書かれています。
正に日本を名指ししています。
法律にここまで書くなど日本では考えられませんが
それほど、日本に対する悔しさの表れかと思います。
そして、一番大事な考えは
「6.品質向上プログラムの成功要因は、
経営主導であり、顧客主導である。」
と表しています。
JQAの4つの基本理念は
「顧客本位」「独自能力」「社員重視」「社会との調和」
です。
このような法的な基準に、「社員重視」が入って
いるのは、「顧客本位」を実現するのは、人だと
いう考え方です。
そして、MB賞には、「社会との調和」はないのですが
JQAでは、日本社会で弱かった倫理面や社会貢献を
考量して追加しています。
昨今の状況を見ると正しかったかと思います。
JQAの大切にするものとして、
「価値前提」があります。
対比語としては、「事実前提」となります。
「価値前提」とは
組織の「あるべき姿」や「望ましさ」など
価値観を明確に示し、あらゆることをこの
価値観に基づいて認識し、意思決定と行動の
原点とする・・・中長期視点
「事実前提」とは
現在起きていることから意思決定すること。
短期的な目先の利益のみに目が奪われてしまい
時には長期的に誤った意思決定をしてしまうかも
しれないというもの・・・短期的視点
企業が継続的に発展していくには、短期的視点だけ
でなく、長期的視点を考慮することの必要性を求めて
います。
併せて、それは「経営ビジョン」を重視しています。
<経営ビジョン>とは
会社や事業体あるいは特定のグループにおいて、
全員によって共有されるべき価値観あるいは活動の
目的です。
経営ビジョンを会社や事業に関わる全ての人達で
共有することで、全員の活動と方向性を一致させ
高い効果を発揮することが可能になります。
経営ビジョンの重要性を
松下幸之助氏は、【小悲観の大楽観】と
言われています。
――――――――――――――――――――――――――
経営者は、いつも将来というものが頭にないといけない。
5年後、10年後にどうなるか、どうすべきか。
そのうえで、今どうしたらいいのかを考える。
将来から現在を考えるのが、経営者としての発想である。
“こうなるだろう”というのではなく、
“こうあってほしい。こうあるべきだ”というビジョンを描いて、
それを経営努力によって実現させていく。
いいかえれば、未来を不確実なものではなく、確実なものにして
いくということ 。
それが経営者にとっての真の先見性である。
―――――――――――――――――――――――――――――――
成長している企業は、短期的でなく、長期的視点での取り組みを実施
されていると思います。
孫正義氏が先般300年王国を発表されていますが、松下幸之助氏も
250年計画を出されていました。
自分の時代だけのことでなく、2代、3代、4代と企業が発展
し続けることを考えてのことかと思います。
次回に続きます。
今回の話は、如何でしたでしょうか?
ほんの一言、
率直なご感想をこのメールの返信で
いただけると、とても嬉しいです☆
あなたからの感想をお待ちしています!
気づいたことやご感想を
ぜひメールでお送りください。
24/07/18
24/07/08
24/07/01
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江崎晃一です。
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のシリーズ1について、お話ししました。
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日本経営品質賞(JQA)?」
のシリーズ2についてお話します。
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今後は、日本経営品質賞=JQAと表記します。
JQAは、アメリカが官民あげた競争力回復の
施策のMB賞がベースになっていると説明
しました。
米国のMB賞は国家賞ですので、連邦法が
制定されており、その条文には
「1.製品とプロセスの品質に対する米国の
リーダーシップは、海外企業に侵され、
米国の生産性はこれまで20年以上に亘り
競合国を下回っている」
「8.の条文の最後には、・・・国際経済に
おける米国の覇権を取り戻す」と書かれています。
正に日本を名指ししています。
法律にここまで書くなど日本では考えられませんが
それほど、日本に対する悔しさの表れかと思います。
そして、一番大事な考えは
「6.品質向上プログラムの成功要因は、
経営主導であり、顧客主導である。」
と表しています。
JQAの4つの基本理念は
「顧客本位」「独自能力」「社員重視」「社会との調和」
です。
このような法的な基準に、「社員重視」が入って
いるのは、「顧客本位」を実現するのは、人だと
いう考え方です。
そして、MB賞には、「社会との調和」はないのですが
JQAでは、日本社会で弱かった倫理面や社会貢献を
考量して追加しています。
昨今の状況を見ると正しかったかと思います。
JQAの大切にするものとして、
「価値前提」があります。
対比語としては、「事実前提」となります。
「価値前提」とは
組織の「あるべき姿」や「望ましさ」など
価値観を明確に示し、あらゆることをこの
価値観に基づいて認識し、意思決定と行動の
原点とする・・・中長期視点
「事実前提」とは
現在起きていることから意思決定すること。
短期的な目先の利益のみに目が奪われてしまい
時には長期的に誤った意思決定をしてしまうかも
しれないというもの・・・短期的視点
企業が継続的に発展していくには、短期的視点だけ
でなく、長期的視点を考慮することの必要性を求めて
います。
併せて、それは「経営ビジョン」を重視しています。
<経営ビジョン>とは
会社や事業体あるいは特定のグループにおいて、
全員によって共有されるべき価値観あるいは活動の
目的です。
経営ビジョンを会社や事業に関わる全ての人達で
共有することで、全員の活動と方向性を一致させ
高い効果を発揮することが可能になります。
経営ビジョンの重要性を
松下幸之助氏は、【小悲観の大楽観】と
言われています。
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経営者は、いつも将来というものが頭にないといけない。
5年後、10年後にどうなるか、どうすべきか。
そのうえで、今どうしたらいいのかを考える。
将来から現在を考えるのが、経営者としての発想である。
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“こうなるだろう”というのではなく、
“こうあってほしい。こうあるべきだ”というビジョンを描いて、
それを経営努力によって実現させていく。
いいかえれば、未来を不確実なものではなく、確実なものにして
いくということ 。
それが経営者にとっての真の先見性である。
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成長している企業は、短期的でなく、長期的視点での取り組みを実施
されていると思います。
孫正義氏が先般300年王国を発表されていますが、松下幸之助氏も
250年計画を出されていました。
自分の時代だけのことでなく、2代、3代、4代と企業が発展
し続けることを考えてのことかと思います。
次回に続きます。
今回の話は、如何でしたでしょうか?
ほんの一言、
率直なご感想をこのメールの返信で
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