経営:「つぶれそうで、頑張っている店?」シリーズ2

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経営:「つぶれそうで、頑張っている店?」シリーズ2

スタッフブログ

2018/05/21 経営:「つぶれそうで、頑張っている店?」シリーズ2

福岡の経営コンサル&ブレイクスルーコーチの

江崎晃一です。

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前回は、「つぶれそうで、頑張っている店?」

シリーズ1について、お話ししました。

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今回は、「つぶれそうで、頑張っている店?」

シリーズ2について、お話します。

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あなたもお店の業種や外観をみたら、よくこの店

頑張っているなと思ったことありませんか?

 

小さなお店ですが、独自性やこれまでの超優良顧客を

抱えているなど、様々な工夫をされてきたお店を

シリーズで紹介しています。

 

 

今回は、閑古鳥が鳴く店内、時代遅れの外観である

帽子専門店のお店です。

 

創業は1930年代で、川崎駅前大通り商店街で、帽子一筋

でひときわ異彩を放つお店です。

 

 

特徴のひとつは、競合相手が極端に少ないことです。

東京帽子協会によると「同レベルのサービス、品ぞろえを

提供できる店は、関東で3店しかない」そうです。

 

このお店では、一般に流通していない商品も多く、それらを

求め、帽子愛好家が全国から訪れる数は、約500人。

 

春夏2回、訪れるとして年間1000人。1日の来店者は

約3人となります。

 

平均単価約3万円の帽子を来店のたびに買っていくそうです。

 

 

しかし、ただ珍しい帽子が欲しいだけなら、今の時代、

通販で購入することも可能だと思います。

この店に、遠くは北海道からも熱烈なマニアが訪れるそうです。

 

 

その秘訣は何かと言えば、品ぞろえもさることながら、

ここでしか受けられないサービスがあるからだそうです。

 

 

それは、フィッティング(帽子のサイズ調整、かぶり方指導)です。

 

 

現在、帽子の多くはフリーザイズで売られているそうです。

しかし、人間の頭の形は千差万別で、顔の左右対称ぶりも様々と

なっています。

 

本来なら1cm単位でサイズを合わせたかぶり方を決めるのが

必要だそうです。

だから、フィッティングなしには、本当の意味で帽子は

似合わないとか。

 

 

本気でフィッティングサービスを提供するには、見立てる技術に加え、

大量の在庫が必要になります

 

 

だから、効率重視の大手流通業者はフィッティングなどしないし、

フリーサイズの帽子しか扱わないのです。

 

また、それでは日本からまっとうな帽子文化が消えかねないために、

この店では、2階の倉庫に膨大な在庫を確保しているそうで、

この商売への姿勢を。500人の帽子愛好家も支持しているそうです。

 

 

地味に見えるお店が、顧客に支持され続けているのは、表にでない

しかし、独自なビジネスモデルがあるからです。

 

また、長く創業を続けられているお店には、それを支える技術があり、

簡単に真似できない取り組みの結果だと思います。

 

 

このシリーズは次回に続きます。

 

 

 

今回の話は、如何でしたでしょうか?

 

 

 

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