経営:「つぶれそうで、頑張っている店?」シリーズ3

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経営:「つぶれそうで、頑張っている店?」シリーズ3

スタッフブログ

2018/05/23 経営:「つぶれそうで、頑張っている店?」シリーズ3

福岡の経営コンサル&ブレイクスルーコーチの

江崎晃一です。

 

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前回は、「つぶれそうで、頑張っている店?」

シリーズ2について、お話ししました。

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今回は、「つぶれそうで、頑張っている店?」

シリーズ3について、お話します。

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あなたもお店の業種や外観をみたら、よくこの店

頑張っているなと思ったことありませんか?

 

小さなお店ですが、独自性やこれまでの超優良顧客を

抱えているなど、様々な工夫をされてきたお店を

シリーズで紹介しています。

 

 

今回も、前回同様に、商店街から外れた場所にあり、

一見客はほぼいなく、閑古鳥が鳴くようなお店です。

 

徹底的な低原価で利益を確保して、頑張っている

さいたま市にある寝具店です。

 

 

社長以下2人の子供さんで運営されています。

 

収入の柱は、約500人いる固定客を対象にした

布団の「打ち直し」と「洗い」です。

 

“打ち直し”とは布団の中の綿を詰め直すことで、

“洗い”は文字通り、布団に染み付いた汗や汚れを洗う

ことです。

 

料金はシングルサイズで6480円(税込み)からですが、

発生するコストは洗剤代とクエン酸代、水代、綿代程度。

料金の大半は技術料です。

 

また、500人の固定客は10~15年に1度という低頻度ながら、

布団を確実に買い替える。

いずれも平均単価20万~40万円の高級布団のため、こちらの

利益も大きいということです。

 

布団ですから、寝てみて初めて良さがわかるというので、

1週間無料で貸し出して寝心地の良さを体感してもらうことも

実施されています。

 

この方法は、電気店で有名なお店も、貸出販売をされて

製品の良さを体感してもらうやり方を同様に実施されています。

 

 

この寝具店は、500人の常連客について、「家族構成はもちろん、

一人ひとりが好む枕の硬さや高さ、素材まで把握している」

と言われています。

 

常連客は高級布団を使う富裕層世帯であることもあって、

多少値段が安かろうと、アフターサービスなどほぼなきに

等しい量販店などへ“浮気”することはほとんどないという

ことです。

 

 

私の小さい時は、近くに寝具店があり、布団の「打ち直し」や

「洗い」をしてもらっていたのを覚えていますし、

寝具店の人とも、親しくしていました。

 

このように小さなお店は、常連客をどのように管理し、常連客が

求める価値を十分に提供していくことが出来るかが重要です。

 

売上げ拡大を求めず、サービスを含めしっかりと利益を確保する

やり方だからこそ、継続的に商売を続けられるのかもしれませんし、

頑張られているのではないでしょうか?

 

 

 

このシリーズは次回に続きます。

 

 

 

今回の話は、如何でしたでしょうか?

 

 

 

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